時代と価値観のズレ

時代と価値観のズレ

こんにちは。『田舎暮らし・理想の町どっとこむ』のサイト運営管理責任者の味方良太郎です。

先日から新しいテーマに入りました。新しいテーマは『日本の問題点』です。

本サイトで田舎暮らしや理想の町について、様々な角度から説明してきておりますが、日本の問題点を理解しないままでは、田舎暮らしや理想の町も成功させることは難しいのです。

まずは、日本の問題点を理解してもらうことが大切なので、これからはそのことを時間をかけて詳しく説明したいと思います。

さて、日本の問題点は何でしょうか?

これまでに日本人の特徴として価値観の説明をしてきました。そして、昨日はその日本人の価値観を一言で表現すると『固定化』だと言いました。

それでは、この日本人の価値観としてしみついてしまっている『固定化』が、日本の問題点とどう関係があるのでしょうか?

昨日は時代に合わない価値観について話をしましたので、本日もその続きを話したいと思います。

高度経済成長が終焉しても、まだ価値観をあの頃のままでいる人が大勢います。

その代表的なものが『働き方』です。

高度経済成長が終焉して、多くの状況に変化が起きています。終身雇用制度が実質的に崩壊し、退職金もあてにならなくなり、年金も不確実になりました。少子高齢化が一層進み、晩婚化も進行し、一人暮らしも増加し、非正規雇用も増えました。女性の社会進出も一般的になり、共働きが当たり前の時代になりました。雇用形態や働き方も様々になり、正社員の他に、派遣社員、契約社員、業務委託契約、外部スタッフ、在宅勤務、ノマドワーカー、副業、ダブルワーカーなども多くなりました。

上記のような働き方が多くなった理由は、価値観が多様化してきたことがありますが、一番大きな原因は高度経済成長の終焉なのです。高度経済成長時代であれば、男性が新卒で入社してから定年を迎えるまでの約40年間同じ会社で働く事が一般的でした。それは、人口構造的に若者が多かったことが後押しに繋がっているのです。人口構造的にピラミッド型をしていれば、上のポストが自然と空いていました。一つの会社で長く働けば、自然と最終的には誰もが部長職になれました。20代で結婚する人も多かったので、子供が大学生になり、一番お金のかかる時代には、親も40代で部長職になり一番給料がいい年代になり、うまい具合に家計が成り立っていたのです。

しかし、高度経済成長が終焉し、終身雇用制度が崩壊し、人口構造に変化が起き、価値観が多様化してきたことにより、今まで成り立っていたものが成り立たなくなってきたのです。

これまでの中心的な価値観は、今までに何度も説明してきておりますが、『固定化』です。『固定化』とは同じ会社に長く働くことがいいとされ、立派とされ、当たり前とされていることです。会社だけでありません。すべてにおいて、同じことを長く続けていることが良しとされていることが日本の価値観の中心でした。

しかし、高度経済成長が終焉したと同時に、この中心的価値観に変化が起きたのです。それが『流動化』です。

先に説明したように、働き方も雇用形態も様々なものになりました。転職も当たり前の時代になり、能力主義や実力主義を取る会社も多くなりました。キャリアアップという考え方も流通するようになりました。

つまり、働き方が今までのように『固定化』されていることはなくなったのです。働き方が『流動化』するようになったのです。

それなのに、実際の価値観が未だにこの古き良き時代の価値観である『固定化』が根強く残っているのです。

公務員ではその考え方が強く残っていますし、教育関係者や農業など、昔からある職業はそのような傾向が強く出ます。

その感覚のズレ、価値観のズレが日本に問題を引き起こしているのです。

働き方は『流動化』しているにもかかわらず、実際の働き方の価値観は『固定化』が幅を利かせているのです。

このズレがなぜ日本の問題に繋がるのでしょうか?

説明は次回します。

本日は以上です。

ありがとうございました。