日本の原風景 田舎レベル5

日本の原風景 田舎レベル5

こんばんは。『田舎暮らし・理想の町どっとこむ』のサイト運営管理責任者の味方良太郎です。

昨日までは、田舎暮らしの初心者向けである『田舎レベル1』と『田舎レベル2』の説明をしました。中級者向けの『田舎レベル3』の説明もしました。中級者~上級者の『レベル4』の説明もしました。

それでは、本日は上級者向けの『田舎レベル5』について説明したいと思います。

『田舎レベル5』は完全な田舎です。誰もが田舎と認めるエリアです。日本人が田舎のイメージをするような田舎が『田舎レベル5』のことです。山や田畑や古民家や小川が流れているような場所です。お店もほとんどありません。人口が1万人以下の村になります。自治体内に駅が一つもありません。あっても、最終駅か単線か私鉄です。地元の人はほとんどが農家か林業か土木作業員などです。若い人は出稼ぎに行ってしまって地元に残っている人は年寄りと子供だけです。

段々畑や棚田があったり、清流が流れていたり、原生林の山があったりと、大自然に溢れています。本物の田舎暮らしを求めている人にとっては最高の場所です。しかし、その分生活は不便です。車がないと生活が出来ません。バスも一日数本しかきません。駅までは車で1時間以上かかる場所もあります。

当然、仕事もほとんどありません。農業や林業などを目指す人には問題ありませんが、都会のような仕事はここにはありません。2時間以上かけて、第二第三都市まで働きに行く必要があります。

また、この田舎レベルになってきますと、地元愛が強く、地元のコミュニティが濃くなってきます。農家は土地と共に暮らしているので、先祖代々その土地に住んでいる人が少なくありません。特に、田舎程長く住んでいる人が多くいます。地主や有力者が幅を利かせている場合も多々あります。仲良くなってしまえば、非常に親切にしてもらえますが、上手く付き合えなければ、その土地で暮らすことができなくなります。正に、『村八分』というようなものが未だに存在しているような田舎レベルなのです。

都会暮らししかしたことのない人にとっては、この田舎のコミュニティと上手くやっていくことは非常に困難です。噂はすぐに広がってしまいます。暇なので、周りの人はあなたのことを観察しています。あなたが、昨日どこで何をしていたのかも、村中みんな知っています。大げさな話ではありません。みんな、見ているのです。しかし、慣れてしまえばそれが普通の事となり、助かる面もあるのです。例えば、泥棒などの防犯の役にもなります。また、子供の面倒やお年寄りへの声かけなど、普通に周りの人がやってくれるのでありがたいこともあります。

ただ、都会暮らしで慣れてしまっている人にとっては、余計な干渉をされることが嫌いな人も多くいるので、難しいです。

また、このレベルの田舎になると、農家の手伝いを当たり前のようにさせられる場合も少なくありません。しかもただ働きです。その代り、採れたての野菜などの現物支給としてもらえますが、都会暮らしの人には耐えられないかもしれません。

また、この田舎レベルでは、いろいろなコミュニティがあります。自治会や森も守る会や、自然を守る会やゴミ拾いや、草刈りや夏祭りなど、沢山の集会や会合があります。田舎暮らしは、のんびり暮らせると思ったら大きな間違いです。『田舎レベル5』は非常に忙しいのです。それらの集会や会合はタダではありません。会費や組合費を徴収されるのです。例え、毎月1000円だとしても会合の種類が5種類も7種類もあるので、バカになりません。しかも、急に明日の早朝に集合なんてこともあります。都会の感覚ではありえないことなのですが、田舎では急に意味もなく招集が掛かったりします。このようなことに腹が立つような感覚なら、『田舎レベル5』では暮らすことができません。

日本の原風景と呼ばれるような田舎のイメージが、この『田舎レベル5』です。最高の田舎といってもいいのですが、田舎暮らしの素人が対応できるような場所ではありません。完全に上級者向けの田舎です。しかし、多くの田舎暮らしの素人である初心者はなぜかこの『田舎レベル5』の田舎を目指して住み始めるのです。そして、ほとんどが失敗して都会に戻ります。

これまでに『田舎レベル1~5』の説明を見てきた人であれば、すぐに理解できると思いますが、都会暮らししかしたことのない田舎暮らし初心者がこの『田舎レベル5』に来ても失敗するに決まっています。

多くの人が極端なことをしたがるものなのです。多くの山登りがエベレストを夢見るのと同じです。登山家が小さい山から練習して馴らしていくのと同じように、田舎暮らしも初心者向けの田舎レベルから練習して馴らしていかないといけないのです。

本日は以上です。

ありがとうございました。