成功するまちづくりとは?

成功するまちづくりとは?

おはようございます。『田舎暮らし・理想の町どっとこむ』のサイト運営管理責任者の味方良太郎です。

昨日までは、『理想の町』と『理想の街』の違いの説明をしてきました。また、時代と共に『街づくり』から『町づくり』や『まちづくり』に言葉や内容も変化してきたことも説明しました。

『街づくり』とは建造物などのハード面を強調する時に使われ、『町づくり』とは地域コミュニティなどのソフト面を強調する時に使われるようになったのです。また、最近では『まちづくり』という言葉が多く使われるようになり、これまでの行政中心ではなく、住民参加型の場合やハード面やソフト面の両方を含む広い範囲での意味合いを持つようになりました。2000年ころには『街づくり』と表記されることの多かった国の政策でも、今ではほとんど例外なく『まちづくり』と表記されるようになりました。

昨日の続きになりますが、自治体が『理想の町』や『理想の自治体』を目指して、『まちづくり』を始めても上手くいかない場合が多いのは、時代に合わないことをしているからなのです。例えば、以前は活気のあった商店街を再生しようという活動です。この活動は一部の話ではなく、全国的にあるのです。しかし、9割以上が上手くいっていません。『商店街が復興して、まちづくりが成功した!』という成功事例の商店街も数年後に行くと、また衰退しているというのが現実です。この理由は、非常に簡単です。商店街自体が時代にあっていないからなのです。昔は活気があったという理由と、高齢者に必要だという理由で、商店街を復活させようとするのですが、衰退していく流れのものをそのまま復活させることはできません。しかし、時代に合わせた今までとは違う商店街なら話は別なのですが、多くが昔の懐かしい商店街をそのまま復活させようとするから失敗するのです。

それに対して、『まちづくり』が成功している自治体もここ10年程多くなってきました。成功していると言っても、まだまだ発展途上ですが、明るい兆しの自治体も出てくるようになったのです。その内容も見ると、時代にあった新しい事を始めている場合がほとんどです。新しい事と言っても、全く新しい内容ではなく、これまで既にあったものの組み合わせをしたり、協力体制を変えたり、流通やPR方法を新しくしたりするのです。成功事例の多くが、自治体中心というよりも、自治体に住んでいる住民中心で動くことでまちの活性化に繋がっているのです。

大切なことですが、住民主体のまちづくりで成功しつつある自治体は、自治体の外に情報を発信している所です。地元の人間以外は誰も知らないような地方の小さい自治体の情報を外に発信することでPRをして、他の自治体に住む人たちに興味を抱かせているのです。また、住民主体と言っても、初めから全住民が一致団結して、まちづくりを取り組んでいるわけではないのです。初めは、やる気のある数名からスタートして、少しづついい流れを作っていくことから始まっているのです。その流れにどんどん人が加わって、最終的には住民の半分以上が参加して取り組むようになったと言う場合がほとんどです。

まちづくりに失敗している自治体は、自治体の内部のことばかり考えているのです。商店街にしても、自治体の内部の人々のことだけを考えて復興しようとするから上手くいかないのです。成功している商店街は、観光とセットに考えたりすることが多く、地元の人と観光の人と両方に対応するように考えられているので、活気に溢れ、人が大勢集まるようになるのです。

つまり、まちづくりにおいて成功のカギは、『外とのつながりや交流に目を向けているかどうか?』なのです。

本日は以上です。続きは明日説明します。

ありがとうございました。