精神的自立 子供の頃から育つ自立心

精神的自立 子供の頃から育つ自立心

おはようございます。『田舎暮らし・理想の町どっとこむ』のサイト運営管理責任者の味方良太郎です。

昨日までは、日本がより良く平和になっていくためには、自立社会が確立されなければいけないことを説明してきました。また、自立には『経済的自立』『生活的自立』『精神的自立』の3つがあることもいいました。

昨日までは経済的自立と生活的自立を説明してきましたので、本日は精神的自立を説明していきたいと思います。

精神的自立とは、その名の通り精神的に自立している状態の事を指します。精神的に自立している状態というのは、頭の中で『自分の人生は自分の力で生きていく!』『人生の一定期間は誰かの力を必要になったとしても、基本的には自分の力でなんとかしていく!』という覚悟を決めている人の事を言います。

さて、このような考え方を持っている日本人がいったいどれくらいいるのでしょうか?多くの人が、何かあれば国や自治体がなんとかしてくれる。仕事が無いのは、政府の責任だ!働けなくなったら、生活保護に頼ればいい!自分が貧乏なのは親のせいだ!自分は昔から体が弱いから、人に助けてもらうのは当然だ!などと考えている人が少なくありません。悪いのは自分以外の誰かの責任だと考えるのです。自分で責任をとろうとしません。そして最大限の権利を主張します。国が国民を守るのは当然だ!自治体が住民を守るのは当然だ!会社が社員を守るのは当然だ!親が子供を守るのは当然だ!老後は安心して楽しく暮らせる社会が当然だ!などと、幸せになることを当然の権利として主張するのです。自分はたいした努力もせずに、与えてもらうことだけを考えているのです。

誰かの責任にしている以上、本来は大人と言えません。社会人とは言えません。自分の人生は自分で責任を取ることが出来る人が、大人であり社会人であるのです。誰かのせいにしてはいけません。誰かに与えてもらうことを期待してはいけません。それは、精神的に自立していない人がすることなのです。

当然、長い人生には浮き沈みがあるものです。勤め先の会社がつぶれることもあるかもしれません。リストラに逢うこともあるかもしれません。交通事故に遭うかもしれません。大病を患う事もあるかもしれません。大きな災難もあるかもしれません。例えば、東日本大震災の被害にあった人々に対して、本人たちの責任などとは誰も思いません。政府や自治体やボランティアの人々に助けてもらってもいいのです。頼ってもいいのです。与えてもらってもいいのです。しかし、だからと言って、そのまま助けてもらえる生活に甘んじてしまうことは良くないのです。一時的に頼ることはいいのですが、それに依存してしまう事は良くありません。自立が困難になるからです。人は守られていると弱くなります。ある一定のやむを得ない時だけは守られる期間があるかもしれませんが、基本的な考え方は『自分の人生は自分で責任を持って行動する!人生は自分で切り開く!』というスタンスで生きていくことが必要です。

この精神的自立が確立されてこそ、他の経済的自立と生活的自立が成り立つのです。人間が自立していく上で最も大切な部分がこの精神的自立なのです。

最近の日本は、少子化の為、一人っ子が非常に増えました。一人っ子は両親から甘えさせられたり、守られたりして、過保護に育てられる場合が多いのです。そんな子供が大人になって社会人になっても、中々独り立ちしようとしません。親に頼ろうとします。親もいつまでも子供を守ろうとします。本来の親の務めは、一日でも早く子供を自立させることにあります。自分の事は自分ひとりでやることを身に付けさせることが、親の務めです。なんでも経験させて、怪我や失敗をさせて、痛い目にあうことにより、子供はどんどん成長して強くなっていくのです。それを親がなんでも先回りして、怪我や失敗をしないように障害物を取り除くようなことをするので、社会に出て対応が出来なくなってしまうのです。そして、上手くいかないと誰かの責任にしようとするのです。

これらの責任転換は、一人っ子に限ったことではありません。日本の風潮になってきてしまっているのです。個人だけではなく、企業も自治体も政府もそうです。『悪いのは自分ではありません、やったのは秘書です』『社長の自分は悪くありません、やったのは社員です』『自分は知りませんでした』『身に覚えがありません』『記憶にございません』『事実確認をとっています』などなど、責任を自分で取ろうとしないのです。過ちを認めようとしません。トップが責任を取らないのです。記憶にあろうがなかろうが、事実確認が分かろうがわかるまいが、悪い事態になったら、まずはトップが責任をとることが自立している大人の対応なのです。

責任を取らない大人が多くなったため、それを見て育つ子供達も責任を取らなくなるのです。責任を取ることの意味を知らずに育ってしまうのです。

今の日本に最も必要なことは、この精神的自立した人がより多くなる社会を確立することです。精神的自立した人が多くなれば、生活的自立と経済的自立した人もおのずと多くなります。当然、その為には多くの政策も必要になってきますが、まずは精神的自立が一番大切なことなのです。

本日は、以上です。ありがとうございました。