自立社会 経済的自立

自立社会 経済的自立

おはようございます。『田舎暮らし・理想の町どっとこむ』のサイト運営管理責任者の味方良太郎です。

昨日までは、日本がより良く平和になっていくためには、自立社会が確立されなければいけないことを説明してきました。また、自立には『経済的自立』『生活的自立』『精神的自立』の3つがあることもいいました。

本日は、まず『経済的自立』に関して述べたいと思います。

経済的自立とは、その名の通り経済的に自立している事です。

まず、例としてA君の人生を見てみましょう。A君はまだ高校生です。親の家に住み、食事が与えられて、学校にも行かせてもらい、お小遣いをもらっています。これは自立はしていません。それでは、アルバイトを始めたとします。アルバイトで、自分のお小遣いを稼いだとします。親からお小遣いをもらわなくなりました。でも、住居と食事と教育費は自分では稼いでいませんので、自立していません。それでは、大学卒業後、就職したとします。就職して、お金も月に手取りで18万円入ることになりました。まだ、実家暮らしです。食事代や光熱費や部屋代として月に6万円、親に渡すことにしました。しかし、実際はもっとお金が掛かりますよね。親の世話になっています。まだ自立していません。

就職して3年後、300万円のお金がたまり、手取りも18万円から20万円に増えました。実家暮らしだったので、お金も一年間で100万円のペースで貯めることが出来ました。そこで、一人暮らしを始めました。ワンルームアパート家賃6万円。光熱費と通信費用で月3万円。食事代(朝・昼・晩)が月5万円。生活消耗品が月5000円。洋服、書籍代等が月1万円。交際費が月2~3万円。これで合計18万円前後掛かるわけです。毎月、ほとんどお金が残りません。これで、やっととりあえずは自立しました。

10年後、35歳になりました。同じ会社で働いていたとします。係長になり、給料も上がり、手取りが30万円になりました。年収も600万円近くまでになりました。貯金も800万円あります。そこで、結婚することにしました。相手も働いています。月の手取りが18万円です。二人でマンションを買うことにしました。子供も生まれるので、3LDKのマンションです。35年ローンです。完済まで70歳までかかります。毎月8万円の支払い。プラス管理費て修繕積立金が毎月2万円(注意しなければならないのは、管理費も積立金も年々上がることを理解していない人が多いです)。その後、子供が生まれました。妻は働く事が出来ないので、会社を辞めました。毎月の出費が26~28万円掛かります。今現在、手取り30万円ありますが、かなりぎりぎりの生活です。

しかし、これからが問題です。今の日本は、高度経済成長時代と違って、同じ会社に生涯勤めるわけではありません。また、会社も経営的に長く持つかどうか分かりません。更に、今は少子高齢化の為、上のポストが空いていませんので、昇進する確率が低いのです。

それから、3年後、40歳近くになりました。40歳前後は中間管理職なので、仕事はどんどん忙しくなり、毎日終電まで働くことになりました。休日出勤もあります。しかし、給料はほとんど上がりません。転職を考えましたが、40歳近くになると転職がほとんど出来ないことを知りました。転職が出来ても、年収は今の600万円が400万前後に下がるのです。それだと、生活が出来ません。

そのような中で、様々なケースがあります。

自立できなくなる原因 ケース

①会社が潰れる ②リストラされる ③ボーナスカット ④二人目の妊娠 ⑤働きすぎで病気になる ⑥ストレスで鬱病になる ⑦親の介護が必要になる ⑧妻が病気になる

A君の人生は一見、順調に見えました。同じ会社に長年働き、出世して、お金も貯めて、結婚して、マンションを買って、子供が生まれるというように、理想の人生を送っているかに見えました。25歳の頃から、一人暮らしを始めてからずっと立派に自立していたのです。しかし、40歳前後で悲劇が待っています。結婚して、妻が妊娠してからは、ぎりぎりの生活が始まります。いつ破たんしてもおかしくない状態なのです。そのような中に、上記の例のような8つのどれかがやってきたら、もうアウトです。

A君の親の健康状態や資産状況、妻の親の状態や資産状態にもよるのですが、悪い状況が重なれば、一気に生活が成り立たなくなります。

人によっては、子供の給食費が払えない。年金や医療費が払えなくなる。親の実家に戻る。マンションを売って、ぼろアパートに住みかえる。ローンが払えなくなって、家を差し押さえられる。離婚する。母子寮や父子寮に入ることになる。最悪、生活保護者になる。こうなると、もう自立ではありません。自分の力で生活が出来なくなると自立とは言いません。

A君の高校生の頃から40歳ぐらいまでの人生を見てきましたが、如何でしたでしょうか?就職して一人暮らしして、一時は経済的にしっかり自立しているかに見えていましたが、40歳前後で自立が出来なくなりました。これは、決して他人事ではありません。いつ、誰でも同じようなことが起きてもおかしくないのです。

それでは、なぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか?実は、これには日本の大きな問題が隠れているのです。

続きは、明日説明します。

本日は、どうもありがとうございました。