田舎暮らし 介護 親の介護 実家に戻る

田舎暮らし 親の介護
自分が大学に入学する時、又は就職する時、又は結婚する時に田舎から都会生活になった人も多いかとお思います。自分が若いうちは、田舎の両親も若いので問題ないですが、自分が40代・50代になると親の介護の事も考える時期がやってきます。最近のお年寄りは元気なので、70歳を過ぎても問題ないようですが、何かをきっかけに急に介護が必要になる場合があります。突然の事態になっても慌てることが無いように、今のうちに準備をしておくとよいでしょう。
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親の介護と言っても二つのパターンがあります。自分の親の介護の場合と、結婚相手の親の介護のパターンです。自分の親である場合は、自分がもともと住んでいた実家での介護になるので、田舎暮らしもそこまで苦になりません。一方、結婚相手の親の介護のパターンは大変なものになります。結婚相手の親であり、相手の親の家となると非常に気を使います。神経を使います。疲れが何倍にもなります。また、田舎暮らしも自分の相手の実家の田舎となると勝手が違います。近所の人も知りません。環境も分かりません。何もかもが大変になります。
親の介護をするような年齢になると、大抵は子育てはほぼ終了しています。子供が大学生以上の場合がほとんどのようなので、子育ての手間はかかりません。また、金銭的にも時間的にも子育てに縛られない分、余裕が出てきます。ですので、親の介護が出来る時間があると言えばあるのですが、そんな簡単なものではありません。
40代・50代と言えば、働き盛りです。会社を辞めれば一気に生活が厳しくなります。親の家に住めば、家賃や食費、光熱費などのお金が節約できるので、そこまではお金が掛からないとしても、長年働いていた会社を辞めることは大変なことなのです。
更に、最近は晩婚化が進んでいますので、昔であれば子育てが終了している年代でも、子育て中心の生活をしている場合もあります。40代で親の介護の必要性が出てきた場合に、子供がまだ小さいとなると大変です。家のローンは始まったばかりです。

介護施設のイメージ
そこで、他の兄弟や親戚をあたるわけなのですが、無理な場合も多く、お金を払って施設にお願いする人も出てきます。
今は地方でも高齢者向け住宅や老人ホームなどの施設が増えています。現在の職を捨てて田舎に帰らなくてもお金さえあれば親を施設に入れてあげることができます。また、昔と比べて高齢者向け施設の環境やサービスが格段と良くなっています。病院が併設されている場合も多いので、万が一の場合も安心です。最近では、介護される親の方が子供に気を使う場合があります。親としても子供達に迷惑が掛からないように、介護施設を自ら選択することもあります。
田舎暮らし 親の介護 子供は親の背中を見ている!
最近は地方でも高齢者施設や介護施設などが増えているので、お金さあれば施設に入れてあげることも出来ると言いました。しかし、物事には段取りや流れがありますので、注意が必要です。
親と子供と孫の関係

田舎暮らし 両親の介護
介護が必要な親と介護を考える子供と更に孫がいます。この3者間の関係性を見ていく必要があります。子供は親の背中を自分が考えている以上に見ているものです。親が祖父や祖母にした対応と同じことを、子供もします。自分が都会から離れたくないために、親を無理やり介護施設にいれた場合どうなるでしょうか?それを見ている子供は、自分に介護が必要な時に同じような対応をします。つまり、自分の子どもは面倒を見てくれず、手っ取り早く介護施設に入れようとするのです。自分が年を取った時に、介護施設に入ることを望んでいるのであれば、それでもいいと思います。しかし、自分は子供の世話になりたいと考えているのなら、自分の親を丁寧に扱うべきです。大変な思いをしても、都会から田舎暮の実家を選び、親の介護をしたほうがいいでしょう。そうすれば、自分の子どもも、同じように面倒を見てくれるようになります。
また、自分の子どもが祖父や祖母と非常に仲が良い場合は、より真剣に考えなければなりません。親の行動一つで、子供に恨まれる可能性があります。例え祖父や祖母が介護施設での生活を望んでいたとしても、孫が納得田舎い場合は要注意です。子供もバカではありません。祖父や祖母が自分たちに気を使っていると分かります。本当は自分の親や孫である自分が、一緒に住んでくれて面倒を見てくれることを望んでいることぐらい分かっています。中には、中学生以上になると正義感が出てきますので、自分の両親が祖父や祖母の面倒を見ないのなら、自分ひとりでも田舎で介護すると言います。さすがにそれは出来ないと考える親は、田舎の実家に自分の子どもを連れていき、みんなせ生活することを考えます。実家をリフォームして、2世帯住宅を視野に入れてもいいでしょう。